PMS(月経前症候群)のイライラ・過食に負けない!女性ホルモンを整える低強度トレーニング コメントする / パーソナルトレーニング / By shizuka / 2026年3月24日 「生理前になると、別人のようにイライラしてしまう」 「ダイエットを頑張っているのに、抑えられない食欲でドカ食いして自己嫌悪……」そんな経験はありませんか? 毎月やってくるPMS(月経前症候群)。「私の意志が弱いからだ」と自分を責めてしまう方も多いですが、それは大きな間違いです。実は、その不調の原因はあなたの心ではなく、「ホルモンの嵐」にあります。この時期に、いつものようにハードな筋トレや過度な食事制限を続けようとするのは、嵐の中を傘なしで歩くようなもの。今必要なのは、自分を追い込むことではなく、心身を労わりながらホルモンバランスを整える「低強度トレーニング」です。今回は、PMS期のイライラや過食を賢く乗り越え、生理後の「痩せ期」へスムーズにバトンをつなぐための秘訣をお伝えします。 1. なぜ、生理前は「心」と「食欲」が暴走するのか? まず知ってほしいのは、体の中で何が起きているかというメカニズムです。 幸福ホルモン「セロトニン」の急降下 排卵が終わると、女性の体ではエストロゲン(卵胞ホルモン)が減少し、プロゲステロン(黄体ホルモン)が増加します。この入れ替わりのタイミングで、脳内の幸福ホルモン「セロトニン」の分泌量がガクンと減ってしまいます。 セロトニンが不足すると、精神的に不安定になり、怒りっぽくなったり、ひどく落ち込んだりします。 脳が「糖分」を欲しがる理由 セロトニンには食欲を抑える働きもあります。これが不足すると、脳は手っ取り早くセロトニンを増やそうとして、「糖分(甘いものや炭水化物)」を摂取するように強力な指令を出します。生理前の過食は、不足した脳内物質を補おうとする体の防御反応なのです。 2. PMS期に「低強度トレーニング」が最強の解決策になる理由 「体がだるいのに動くなんて無理!」と思うかもしれません。しかし、あえて「ゆっくり、心地よく」体を動かすことは、最良の薬になります。 自律神経を整え、イライラを鎮める ハードな筋トレは交感神経を優位にしますが、ゆったりとした低強度の運動(ストレッチや軽いウォーキング)は副交感神経を刺激します。これにより、高ぶった神経が静まり、生理前特有の「ピリピリ感」が緩和されます。 骨盤周りの血流を促し、不快感を解消 生理前は骨盤内に血液が滞りやすく、これが下腹部の重だるさ、腰痛、冷えを引き起こします。軽い負荷で股関節周りを動かすことで、血流のポンプが働き、これらの不快な症状が劇的に軽くなります。 3. 【実践】今日からできる「頑張らない」メニュー この時期のトレーニングは、「息が切れない」「心地よいと感じる」ことが絶対条件です。 ① 骨盤を緩める「キャット&カウ」 四つ這いになり、息を吐きながら背中を丸め、吸いながらゆっくり反らせます。→効果: 自律神経の通り道である背骨を動かし、骨盤周りの鬱血を解消します。寝る前の5分でも効果絶大です。 ② 15分の「リフレッシュ・ウォーキング」 外の空気を吸いながら、少し大股でゆっくり歩きます。→効果: リズム運動はセロトニンの分泌を直接促します。甘いものが食べたくなった時こそ、15分だけ歩いてみてください。驚くほど食欲が落ち着きます。 ③ 股関節を広げる「合蹠(がっせき)のポーズ」 足の裏を合わせて座り、膝を上下に揺らしたり、上身を前に倒したりします。→効果: 股関節周りの筋肉をほぐすことで、生理痛の予防やむくみ解消につながります。 4. 運動をサポートする「賢い食事」の選び方 トレーニングの効果を最大化するために、食事でも少しだけ工夫をしてみましょう。・マグネシウムを意識する: ナッツ、海藻類、大豆製品。筋肉の緊張を和らげ、イライラを鎮めます。・ビタミンB6を摂る: マグロ、カツオ、バナナ。ホルモンバランスを整える手助けをしてくれます。・温かい飲み物: 内臓を温めることで代謝を維持し、PMS期の冷えを防ぎます。 5. 結論:生理前の自分を「お姫様」のように扱おう ダイエットやボディメイクにおいて一番大切なのは「継続」です。 生理前に無理をして燃え尽きてしまうよりも、この時期は「現状維持ができれば100点満点」と割り切ってください。低強度トレーニングを取り入れ、自分を労わることで、生理が終わった後の「エストロゲンが増える痩せ期」に、心身ともに最高の状態でスタートを切ることができます。「今は体が変化している大切な時期なんだ」と受け入れ、頑張りすぎる自分を少しだけ休ませてあげませんか? あなたの周期に合わせた「オーダーメイド・ケア」を 「生理周期に合わせて、どんな運動をすればいいか具体的に知りたい」 「食事のアドバイスが欲しいけれど、一人では挫折してしまう」そんな方は、ぜひ当ジムのカウンセリングへお越しください。 女性特有のバイオリズムを理解したトレーナーが、無理なく、かつ確実に体を変えていくためのステップを一緒に考えます。 執筆者 小林寛史 大手パーソナルトレーニングジムで勤務後に独立。岐阜市、本巣市、各務原市、羽島市でダイエット専門のパーソナルトレーニングジム「LIFEMAKE」を経営しています。パーソナルジムと聞くと「短期的」「キツイ」「敷居が高い」と思われる方が多いですがLIFEMAKEではダイエット初心者の方向けに、無理をしない中長期のダイエットのサポートを行っています。