有酸素運動とは?
有酸素運動とは「ジョギング」や「ウォーキング」など、酸素を使ってエネルギーを消費する運動のことを言います。
ダイエットをする人にとって「有酸素運動」は、最もイメージしやすいものでしょう。
従来では「有酸素運動すれば痩せられる」などの情報が出回ったこともあり、ダイエットに必要不可欠のものと思われています。
しかし、近年の研究により「有酸素運動は必要ない」という意見もあります。
有酸素運動はダイエットに必要か
有酸素運動の代表といえば「ウォーキング」や「ジョギング」でしょう。
ダイエットを意識すると「消費カロリー」が気になるのではないでしょうか。
「ウォーキング」は、1時間歩いて150kcal〜250kcalを消費すると言われています。
「ジョギング」の場合でも、1時間で400kcal〜600kcal程度です。
運動不足を感じている人にとって、1時間の運動は辛いものです。
しかし、仮に頑張ってウォーキングしたとしても、消費カロリーは少ないと言えるのです。
そのため、ダイエットには有酸素運動が必要ないという意見が出てきます。
有酸素運動より筋トレの方が効率的に痩せられる
「有酸素運動」と比較されるのは、筋トレをはじめとする「無酸素運動」です。
筋肉を動かすことにより、カロリーを消費する手段です。
特に下半身に筋肉が集中しているため、スクワットなどを重点的に行います。
一般的なスクワットは、1回あたり0.4kcalを消費すると言われています。
30回のスクワットをするとすれば、12kcalを消費できます。
もちろんこれだけで痩せられるわけではありませんが、有酸素運動を行うより短時間でカロリーを消費できます。
そのため、ダイエットを考える人には「筋トレ」の方が効果的という意見が出てきます。
有酸素運動と筋トレの両方を取り入れるのが良い
ダイエットは「体重を減少させる」のが目的でしょう。
体重を減少させるためには、体脂肪を燃焼させる必要があります。
スクワットなどの「筋トレ」を行えば、効果的にダイエットができるでしょう。
しかし、有酸素運動が必要ないのかといえば、そうでもありません。
有酸素運動の目的は「体重を減少させる」ことではないからです。
有酸素運動は、体内の酸素と二酸化炭素を高速で循環させます。
血行がよくなることが考えられ、体の調子を整えます。
朝起きてから太陽の日を浴びながら「ウォーキング」などは、体内のホルモンバランスを整える働きもはるほどです。
有酸素運動は、体の調子を整えながら「痩せやすい体」に変化させるために行うのです。
有酸素運動が必要ないという情報もありますが、それはあくまで「体重を短期間で減らす」という目的においてのことです。
長期的な目線で考えるのであれば、有酸素運動をしながら「痩せやすい体づくり」をするほうがよいかもしれません。
実は「有酸素運動」か「筋トレ」かの議論は、今でも続いているのです。
まとめ
ダイエットには「有酸素運動」と「筋トレ」を組み合わせるのが効果的です。
短期間で痩せたい場合は「筋トレ」を重視し、長期的に痩せるなら「有酸素運動」を意識します。
単純に消費カロリーが多いのは「筋トレ」ですので、痩せるためには「筋トレ」が良いでしょう。
有酸素運動をしながら、痩せやすい体づくりをしつつ、筋トレをするのが効果的と言えます。
どちらが大切というものではなく、バランスよく両方取り入れるのが効果的なダイエットと言えます。
執筆者
大手パーソナルトレーニングジムで勤務後に独立。
岐阜市、本巣市、各務原市、羽島市でダイエット専門のパーソナルトレーニングジム「LIFEMAKE」を経営しています。パーソナルジムと聞くと「短期的」「キツイ」「敷居が高い」と思われる方が多いですがLIFEMAKEではダイエット初心者の方向けに、無理をしない中長期のダイエットのサポートを行っています。