マシンピラティスで感じる“使えていなかった筋肉”


ピラティスのレッスンを終えた後、「この筋肉、初めて使った気がする」という感覚を覚えたことはありませんか?
普段の生活で、私たちは「たくさん動いている」と感じているかもしれません。でも実際には、使っている筋肉には大きな偏りがあり、使えていない筋肉がたくさん存在しているのです。
歩く、座る、立つ——日常的な動作は、いつも同じ筋肉ばかりを使って行われています。その結果、一部の筋肉は疲れ果て、他の筋肉は眠ったまま。この不均衡が、体の不調につながっています。
マシンピラティスは、体の内側にある「使えていなかった筋肉」に気づかせてくれます。そして、この気づきこそが、体を変える第一歩になるのです。
普段の生活で使われにくい筋肉
日常生活では、特定の筋肉ばかりが働き、他の筋肉は眠ったままになりがちです。では、どのような筋肉が使われにくいのでしょうか。
アウターマッスルに頼りがちな体
私たちの体には、大きく分けて2種類の筋肉があります。
| 筋肉の種類 | 特徴 | 役割 |
| アウターマッスル(表層筋) | 体の表面にある大きな筋肉 | 大きな動きや力を発揮する |
| インナーマッスル(深層筋) | 体の奥深くにある小さな筋肉 | 姿勢を支え、体を安定させる |
日常生活では、アウターマッスルばかり使って動くクセがついています。重い荷物を持つ、階段を上る、椅子から立ち上がる——こうした動作を「力で動かす」習慣がついているのです。
アウターマッスルに頼りすぎると…
✗ 特定の筋肉ばかり疲れやすくなる
✗ 肩や腰などに負担が集中する
✗ 体のバランスが崩れやすくなる
✗ 疲労が蓄積しやすい
表面の筋肉だけで頑張る体は、効率が悪く、疲れやすいのです。
姿勢を支えるインナーマッスル
一方、使われにくいのがインナーマッスルです。特に、姿勢を支える役割を持つ筋肉は、意識しないと眠ったままになりがちです。
使われにくいインナーマッスルの代表例
1.骨盤底筋群
骨盤の底を支える筋肉。姿勢の土台となる重要な筋肉だが、意識しにくい。
2.腹横筋
お腹の深い部分にあり、天然のコルセットのように体幹を安定させる。
3.多裂筋
背骨一つひとつを支える小さな筋肉。姿勢保持に不可欠。
4.中臀筋
お尻の横側にある筋肉。バランスや歩行の安定に重要。
これらの筋肉は、目に見えず、鏡でチェックすることもできません。だからこそ、意識しないと使われにくいのです。


使えていない筋肉が引き起こす不調
インナーマッスルが眠ったままだと、体にはさまざまな不調が現れます。
使えていない筋肉と体の不調の関係
インナーマッスルが使えていない
↓
アウターマッスルが過剰に働く
↓
特定の部位に負担集中
↓
肩こり・腰痛・姿勢の崩れ
・肩こり・腰の張り
体幹が安定しないため、肩や腰で無理に支えようとする
・姿勢が安定しない
インナーマッスルが働かないと、姿勢を保つのに力が必要になる
・動きにくさ
関節の安定性が低く、スムーズに動けない
・同じ場所が疲れる
同じ筋肉ばかり使うため、疲労が偏る
このように、使えていない筋肉があることは、体全体のバランスを崩す原因となるのです。
マシンピラティスで筋肉を感じられる理由
マシンピラティスは、眠っていた筋肉に気づき、使えるようにしていくための効果的な方法です。では、なぜマシンピラティスでは筋肉を感じやすいのでしょうか。
マシンが正しい動きをサポート
マシンピラティスの最大の特徴は、専用マシンが正しい動きの軌道をサポートしてくれることです。
マシンピラティスのサポート機能
・スプリングの抵抗が動きの方向を示してくれる
・バーやストラップが手がかりとなり、安定して動ける
・無駄な力を使わず、狙った筋肉にフォーカスできる
・初心者でも正しいフォームで動きやすい
自分の力だけで動くフロア(マット)ピラティスとは異なり、マシンがガイドしてくれるため、「この筋肉を使っている」という感覚が掴みやすいのです。
「マシンピラティスを初めて体験したとき、お腹の奥が使われている感覚に驚きました。普通の腹筋とは全然違う、内側から支えられている感じです」
——マシンピラティス初心者の声
この「気づき」が、眠っていた筋肉を目覚めさせる第一歩になります。
小さな動きでも効果を感じやすい
マシンピラティスでは、大きく激しく動く必要はありません。むしろ、小さく丁寧な動きが中心です。
小さな動きで内側の筋肉に効く理由
| 一般的な筋トレ | マシンピラティス |
| 大きく動いて回数をこなす | 小さく丁寧に動く |
| アウターマッスル中心 | インナーマッスルに効かせる |
| 「頑張った感」で効果を判断 | 「効いている感覚」を大切にする |
| 疲労感が強い | 心地よい刺激 |
数センチの動きでも、正しい筋肉が使えていれば十分な効果があります。「こんな小さな動きで効くの?」と思うかもしれませんが、終わった後に感じる筋肉の目覚めが、その答えです。
頑張りすぎない運動だからこそ、体の内側に意識を向けられる。これが、マシンピラティスの魅力です。
左右差やクセに気づきやすい
マシンピラティスを行うと、多くの人が「左右で動きが違う」ことに気づきます。
よくある左右差の例
・右脚は動かしやすいのに、左脚は動きにくい
・片側だけバランスが取りにくい
・左右で力の入り方が明らかに違う
・同じ動きなのに、片側だけきつく感じる
これは、普段の生活で体の使い方に偏りがあるサインです。
体のクセの例
いつも同じ側で荷物を持つ
足を組むときは決まった側
立つときに片側に体重をかける
利き手ばかりで作業をする
マシンピラティスでこうした左右差やクセに気づくことが、自分の体を知るきっかけになります。そして、気づくことが改善への第一歩なのです。


まとめ
私たちの体には、意外と使われていない筋肉がたくさん存在しています。日常生活では同じ筋肉ばかりを使い、他の筋肉は眠ったまま——この不均衡が、体の不調や疲れやすさを引き起こしているのです。
マシンピラティスは、
・眠っていた筋肉に気づかせる:「ここにこんな筋肉があったんだ」という発見
・正しく使う感覚を育てる:力任せではなく、適切に使えるように導く
というアプローチで、体のバランスを整えていきます。
大切なのは、筋肉をたくさん鍛えることが目的ではないということ。ムキムキの体を作るのではなく、使える筋肉を増やすことで、日常生活が楽になる——これがピラティスの目指すゴールです。
使える筋肉が増えると…
✓ 姿勢が安定し、疲れにくくなる
✓ 肩こりや腰痛が軽減される
✓ 動作がスムーズになる
✓ 体が軽く感じられる
まずは「感じること」から始めてみませんか?マシンピラティスの体験レッスンで、使えていなかった筋肉に出会う——その小さな気づきが、体を変える大きな一歩になるはずです。
