フォームだけで差が出る!三頭筋に正しく効かせる”肘キープ”の極意 コメントする / パーソナルトレーニング / By shizuka / 2025年9月26日 はじめに 「二の腕を細くしたい」と思ってトレーニングを始めた多くの女性が、同じ悩みを抱えています。それは、「一生懸命やっているのに、二の腕が引き締まらない」ということ。週2-3回ジムに通い、プレスダウンやキャットバックといった三頭筋を狙ったトレーニングを継続しているのに、思うような結果が得られない。そんな経験はありませんか?実は、この問題の根本的な原因はフォームの差。特に肘の位置と安定性にあります。同じ種目を同じ回数行っても、肘の使い方一つで効果は天と地の差が生まれるのです。この記事では、三頭筋に確実に効かせるための「肘キープ」の技術を解説します。正しいフォームを身につけることで、今まで感じられなかった筋肉への効きを実感し、理想的な二の腕のラインを手に入れることができるはずです。 二の腕が引き締まらない4つの原因 1.腕だけを動かしてしまう 多くの人が犯しがちな間違いは、腕全体を動かしてしまうことです。本来三頭筋は肘関節の伸展を担う筋肉。肩関節迄動かしてしまうと、負荷が肩や背中に分散してしまいます。「腕のトレーニング」という言葉に惑わされて、腕全体を使った大きな動作をしてしまうのは、効果的ではありません。 2.肘が前に出ることでターゲットがズレる プレスダウンやオーバーヘッドエクステンションで、肘が体の前方に出てしまうケースが非常に多く見られます。この状態では、胸や肩前部(三角筋前部)が主導筋となり、三頭筋への刺激は大幅に減少してしまいます。肘の位置が数センチ変わるだけで、効く筋肉が完全に変わってしまうのです。 3.動作中の肘の広がりによる負荷分散 トレーニング中に肘が外側に広がってしまうと、本来三頭筋に集中すべき負荷が周辺の筋肉に分散されます。特に疲れてくると肘が広がりやすくなり、最も効かせたいタイミングで効果が半減してしまいます。 4.重量優先の落とし穴 「重いウェイトを使えば効果が高い」という思い込みから、フォームを犠牲にして重量にこだわる人も少なくありません。しかし、三頭筋トレーニングにおいては、重量ではなくフォームの精度が結果を左右します。軽いウェイトでも正確なフォームで行えば、重いウェイトを不正確なフォームで行うよりもはるかに効果的なのです。 肘キープの極意とは? 肘を固定することで得られる3つの効果 1.効きが三頭筋に集中する:肘を正確な位置で固定することで、動作中の負荷が確実に三頭筋に集中します。これにより、他の筋肉に「逃げる」ことなく、ターゲットとする筋肉を効果的に刺激することができます。筋電図を用いた研究でも、肘の位置が安定している場合の三頭筋の活動量は、不安定な場合と比較して約40%高いことが報告されています。2.関節への負担が大幅に減る:正確な肘のポジションを保つことで、肩関節や肘関節にかかる不自然なストレスを軽減できます。これにより、関節痛のリスクを下げながら、長期間安全にトレーニングを続けることができます。特に女性は関節が柔らかい傾向にあるため、正確なフォームでの関節保護は非常に重要です。3.仕上がりのライン(細く長い見た目)に差が出る:肘キープを意識したトレーニングでは、三頭筋の長頭により多くの刺激が入ります。長頭は二の腕の形状を決定する最重要部位であり、ここを効果的に鍛えることで、細く長い美しい二の腕のラインが作られます。 まとめ 三頭筋トレーニングにおいて最も重要なのは、フォームの精度です。どれだけ重いウェイトを扱えても、どれだけ多くの回数をこなせても、正確なフォームでなければ効果は期待できません。重要なのは、まずは軽い負荷で正確なフォームを身につけることです。ジムでも自宅でも、完璧なフォームの習得こそが理想的な二の腕を手に入れる最短ルートなのです。効果的な二の腕トレーニングをマンツーマンで学びませんか?LIFEMAKEでは、経験豊富なトレーナーが一人ひとりの体の特徴に合わせて、肘や肩の角度を丁寧に修正いたします。「頑張っているのに効果が得られない」「正しいフォームがわからない」「一人では続かない」そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度体験トレーニングにお越しください。今まで感じたことのない筋肉への効きと、見た目の変化を実感していただけます。 執筆者 小林寛史 大手パーソナルトレーニングジムで勤務後に独立。岐阜市、本巣市、各務原市、羽島市でダイエット専門のパーソナルトレーニングジム「LIFEMAKE」を経営しています。パーソナルジムと聞くと「短期的」「キツイ」「敷居が高い」と思われる方が多いですがLIFEMAKEではダイエット初心者の方向けに、無理をしない中長期のダイエットのサポートを行っています。