【要注意】糖質制限だけでは痩せられない理由とは?健康的に痩せるための本当の方法 コメントする / 健康 / By shizuka / 2025年6月10日 「糖質制限=痩せる」はもう古い? 「白ご飯やパンを我慢しているのに、なぜか痩せない」「糖質制限ダイエット、最初はよかったけどリバウンドした」「低糖質な食生活にしてから体調が悪い気がする」こんな悩みありませんか?「糖質を減らせば痩せる」は確かに一理あります。しかし、正しい理解なしに自己流で始めると、かえって逆効果になるケースが多いのです。この記事では、「糖質制限だけでは痩せられない理由」と、本当に痩せるために必要な正しい知識と対策を解説します。 糖質制限とは? 糖質制限ダイエットとは、パン・ごはん・麺類・砂糖など糖質の摂取量を減らして体脂肪を落とす方法です。ケントジェニック、ロカボ、低GI食など、バリエーションは複数ありますが、基本は「糖質を控える」ことが共通。短期的に効果が出やすい反面、長続きしない、体調不良になるといった声も多く聞かれます。 糖質だけでは痩せられない5つの理由 ①糖質を減らすと、筋肉も減る 糖質は体のエネルギー源。これを極端に減らすと、筋肉を分解してエネルギーに変えてしまうことがあります。・筋肉が減る。・基礎代謝が落ちる。・痩せにくい体に変化してしまう。つまり、「痩せる」ではなく「やつれる」になってしまう可能性もあるのです。 ②脂肪が減らず、水分と筋肉が落ちる 糖質を減らすと、体はグリコーゲン(糖+水分)を使い始めるため、最初は急激に体重が減ったように見えます。しかしそれは「脂肪」ではなく「水分+筋肉」。見た目も引き締まらず、すぐリバウンドしてしまう人が多いのはこのためです。 ③ホルモンバランスが乱れる 糖質は、女性ホルモンや幸せホルモン(セロトニン)を作る材料でもあります。極端な糖質カットを続けると・生理不順・イライラ、不安感・睡眠の質の低下といった心身への悪影響が出ることも。 ④糖質制限=食物繊維不足に陥りがち ごはん・芋類・果物などを控えると、自然と食物繊維も不足しやすくなります。・便秘・腸内環境の悪化・痩せにくくなる・肌荒れ、むくみ、体臭悪化などもおこります ⑤結局”摂取カロリー”がオーバーしている 糖質を減らしても、・高脂質はチーズ、肉ばかりたべている・プロテインバーやナッツを食べすぎているといったケースではトータルカロリーがオーバーし、痩せないどころか太る原因に。👉「糖質を抜けば好きなだけ食べていい」という認識はNG! 実際にあった相談例(30代女性) 「糖質制限で3kg痩せたけど、停滞してリバウンド…」→原因を分析すると、・朝食抜き(代謝低下)・運動なし(筋肉減少)・糖質ほぼゼロ(ホルモンの乱れ、睡眠不調)当ジムで食事指導+運動を継続したところ、4ヵ月で体脂肪-7%、見た目がぐっと引き締まりました! では、どうすれば健康的に痩せられる? 糖質を”敵”にするのではなく、”味方”にする方法がベスト。 ①糖質は「抜く」より「選ぶ」 避けたい糖質× 白米、食パン、菓子パン、砂糖、清涼飲料水OKな糖質◎ 玄米、オートミール、さつまいも、果物(バナナ、りんご)など👉血糖値をゆっくり上げる”低GI食品”がおすすめです ②1日3食、バランスよく食べる 糖質・脂質・タンパク質をバランスよく摂ることが、”痩せる体”=痩せやすい体を作る近道。👉炭水化物を完全に抜かず、活動時間に合わせて調整するのがポイントです。 ③運動と組み合わせて「使える糖質」に 糖質は本来、筋肉や脳の大事なエネルギー源。だからこそ、・筋トレ前に糖質をしっかり摂る・運動で消費する習慣をつけることで、脂肪にならず使われる糖に変えられます。 まとめ|糖質制限の落とし穴に注意! 糖質制限だけに頼るダイエットは、一時的に痩せたように見えても、・筋肉減少・リバウンド・ホルモンの乱れ・代謝低下などを引き起こすリスクがあります。本当に痩せたいなら、「糖質をうまく取り入れながら燃やす」方法へ、今こそシフトチェンジしましょう! 執筆者 小林寛史 大手パーソナルトレーニングジムで勤務後に独立。岐阜市、本巣市、各務原市、羽島市でダイエット専門のパーソナルトレーニングジム「LIFEMAKE」を経営しています。パーソナルジムと聞くと「短期的」「キツイ」「敷居が高い」と思われる方が多いですがLIFEMAKEではダイエット初心者の方向けに、無理をしない中長期のダイエットのサポートを行っています。