「ダイエット中でも炭水化物が必要?」
「炭水化物を抜くと体重が落ちる?」
「糖質制限のために炭水化物をひかえる」
ダイエット中の人は炭水化物を抜くことを考えやすいですよね。
確かに炭水化物を抜くと、簡単に体重が減るためやる気につながるかもしれません。
しかし、極端に炭水化物を抜きすぎると人体に悪影響なのをご存知ですか?
この記事では「ダイエット中でも炭水化物を食べないといけない理由」を説明します。
ダイエット中に炭水化物を抜くと体重が落ちるワケ
ダイエット中は「カロリー」を気にして炭水化物を摂取しない人が多いでしょう。
しかし、炭水化物は人間の生命活動に関する重要な働きをしています。
体の外部から炭水化物が入ってこなくなると、体が「飢餓状態」になるのです。
炭水化物を摂取しなければ、一時的に体重が落ちることがあります。
「炭水化物を抜いたから体重が落ちた!」と喜びたくなりますが、理由は以下のとおりです。
・体内の水分が減少した
・胃の中に何も入っていない
特に「体内の水分量」に関することに注意してください。
炭水化物を摂取しなければ、体内に蓄えているグリコーゲン(糖質)が、水分と結合して排出されます。
それにより体重が落ちるのですが、想像以上に水分を消費してしまいます。
肌荒れや髪の毛のツヤがなくなるなど、体重減少以外の部分で悪影響が出やすくなります。
ダイエット中に炭水化物をとらないと起こる悪影響とは
もともと炭水化物は、体を動かすためのエネルギー源です。
全く摂取しなければ、体重が落ちる以上に悪影響があるので、ご紹介します。
・肌荒れ
・髪の毛のツヤがなくなる
・爪が柔らかくなる
・口内炎
・太りやすい体になる
・シワが増えやすくなる
特に外見に現れることが多いのが特徴です。
「肌荒れ」や「シワ」を気にする人も多いのではないでしょうか。
炭水化物は、肌の調子を整えるためにも必要な栄養素です。
また、炭水化物とタンパク質の関係は切っても切れない関係にあります。
炭水化物を摂取しないことで、摂取したタンパク質の吸収が悪くなるのです。
そのため、髪の毛や爪にも影響が現れるようになります。
さらに炭水化物の摂取をしなければ、基礎代謝が落ちていきます。
外見が年老いていくような感覚になるだけでなく、太りやすい体になるということです。
この状態になると、少し炭水化物を摂取しただけでも太ってしまうため、さらにダイエットを頑張らなければいけません。
基礎代謝が落ちてしまってからのダイエットでは、それまで以上に食事や運動に気を使わなければいけなくなります。
炭水化物を抜かない効果的なダイエットとは
ダイエット中でも炭水化物は必要です。
しかし、もちろん食べすぎると太る原因になります。
そのため、「炭水化物の質」に注目するようにしてください。
炭水化物の中にも「太りにくい炭水化物」があるのをご存知でしょうか。
炭水化物の「太りやすさ」は、「GI値」というもので示されています。
例えば「食パン」のGI値は95と言われます。
しかし、「キャベツ」のGI値は26と言われています。
「GI値」とは、体内に入ったときに血糖値の上昇率を示した数値と考えてください。
太りやすい食事のGI値は高く、逆に太りにくい食事はGI値が低いのが特徴です。
ダイエット中の場合、GI値の目安は60程度に設定すると良いでしょう。
GI値が60前後の食べ物には、以下のものがあります。
・玄米
・ライ麦パン
・オートミール
・パスタ
実は取り上げるときりがないほど、多くの炭水化物があることがわかります。
日本の食事の基本である白米は、GI値88といわれています。
食べ物を我慢しつづけるより、GI値を意識して健康的な食事をしてください。
まとめ
ダイエット中でも炭水化物を摂取しなければ、人体に悪影響です。
そのため、GI値を意識した健康的な食事をおすすめします。
単に我慢するだけでなく、毎日の食材に意識を向けるだけでも健康的なダイエットが可能です。
ストレスなくダイエットを続けるのも、体重を落とす秘訣ですので、試してみてくださいね。
執筆者
大手パーソナルトレーニングジムで勤務後に独立。
岐阜市、本巣市、各務原市、羽島市でダイエット専門のパーソナルトレーニングジム「LIFEMAKE」を経営しています。パーソナルジムと聞くと「短期的」「キツイ」「敷居が高い」と思われる方が多いですがLIFEMAKEではダイエット初心者の方向けに、無理をしない中長期のダイエットのサポートを行っています。